結婚相談所の選び方|仲人型・データマッチング型・オンライン型の違いと、見学で確かめること
結婚相談所は、名前は同じでも、相手の探し方やサポートの手厚さ、「成婚」の数え方まで相談所ごとに違います。看板や広告の印象だけで決めると、入会してから「思っていたサービスと違う」となりやすい分野です。この記事では、結婚相談所の型の違い、「連盟」という仕組み、成婚の定義の違いを整理し、無料相談や見学で何を確かめればよいかをまとめます。
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- 仲人型・データマッチング型・オンライン型の違い
- IBJやTMSなどの「連盟」が何をしているか
- 「成婚」と「成婚率」の数え方が相談所ごとに違うこと
- 無料相談・見学で確かめたい質問のリスト
結婚相談所は3つの型に分けると比べやすい
結婚相談所は、相手との出会い方とサポートの形で、おおまかに3つの型に分けられます。実際には型をまたいだサービスも多いので、「どの型に近いか」を見る目安として使いましょう。
| 型 | 相手の探し方 | サポート | 合いやすい人 |
|---|---|---|---|
| 仲人型 | 担当者(仲人・カウンセラー)が紹介し、自分でも検索して申し込む | 担当者が交際の進め方まで個別に相談にのる | 婚活が初めてで、相談相手がほしい人 |
| データマッチング型 | 希望条件や価値観のデータをもとに、紹介書や会員検索で探す | 担当者のサポートはプランによって差がある | 条件を整理して、多くの人と会いたい人 |
| オンライン型 | スマートフォンで検索・申し込み、面談もオンライン | チャットやビデオ通話で相談する | 店舗に通う時間が取りにくい人 |
型の違いは、そのまま費用の違いにもつながります。担当者が付く時間が長いほど、入会時の費用や月会費、成婚料が高くなる傾向があります。具体的な金額は結婚相談所の費用と契約で、公式サイトの表示をもとに比べています。
「連盟」は、相談所どうしで会員を紹介し合う仕組み
小さな相談所でも多くの人と出会えるのは、「連盟」と呼ばれるネットワークに加盟しているためです。商店街の店どうしが共通のポイントカードを使うように、加盟している相談所どうしで会員の情報を共有し、お見合いを申し込み合えます。
- IBJ:株式会社IBJが運営する結婚相談所のネットワーク(連盟組織)。公式サイトでは、会員のデータベースは加盟相談所で共通、サポートの方針や雰囲気は相談所ごとに違うと説明しています(IBJ公式, 2026)
- TMS(全国結婚相談事業者連盟):公式サイトでは、全国1,400以上の相談所が加盟していると表示しています(2026年7月時点、TMS公式)
このほかにも連盟はあり、複数の連盟に加盟して、使える会員データベースを広げている相談所もあります。入会前に「どの連盟の会員と会えるのか」「別の連盟の検索は追加料金か」を確かめましょう。なお、連盟が公表する会員数は、活動中の人だけを数えるか、交際中・休会中の人も含めるかが違います。たとえばTMSは「活動中・交際中・休会中の会員」を含む登録会員数と注記しています。数え方がそろっていないので、数字の大きさだけで比べないようにしましょう。
お見合いから成婚までの流れ
連盟に加盟する相談所では、次のような流れで進むのが一般的です。IBJの公式サイトを例にすると、お見合いはホテルのラウンジなどで1時間ほど話し、連絡先の交換や交際の返事はシステムを通して行うと説明されています。
- プロフィールを作り、写真を撮る
- 検索や紹介で相手を探し、お見合いを申し込む
- お見合いをする(返事は担当者やシステムを通して伝える)
- 仮交際(お試しの交際。複数の人と同時に進められる)
- 真剣交際(相手を1人に絞り、結婚を前提に付き合う)
- プロポーズ・成婚
交際の期間にもルールがあります。IBJの「お見合いと交際のルール&マナー」では、お見合い後の交際期間はお見合いの日から3か月が原則とされています(IBJ公式)。自分のペースに合うかどうか、ルールの中身を入会前に読んでおきましょう。
「成婚」の意味は相談所ごとに違う
結婚相談所でいう「成婚」は、婚姻届を出すことと同じ意味とは限らないです。成婚になると、多くの相談所で成婚料がかかり、退会の手続きに進みます。何を成婚とするかは、費用に直結する大事な決まりです。
- IBJ:加盟相談所では「成婚=婚約」と定義しています(IBJ公式)。さらにルール&マナーでは、宿泊をともなう旅行や同棲、交際期間の延長で通算6か月を過ぎた場合なども「成婚」とみなすと書かれています
- オーネット:オーネットの会員どうしの成婚は成婚料0円、IBJの会員と成婚した場合は成婚料がかかると表示しています(2026年10月時点・公式サイトの表示)
このように、同じ相談所の中でも「誰と成婚したか」で費用が変わる場合があります。「成婚とみなされる条件」と「成婚料がかかる条件」を、書面でもらって確かめましょう。
「成婚率」は分母がそろっていない
広告で目にする「成婚率」も、計算の仕方が相談所や連盟ごとに違います。たとえばTMSは、加盟相談所の平均成婚率を「全退会者のうち、当連盟での成婚退会の割合」と定義し、対象期間を2023年1月〜12月と注記しています(TMS公式)。退会した人を分母にするのか、在籍している人全員を分母にするのかで、数字は大きく変わります。
成婚率の数字を見る時は、次の3点が書かれているかを確かめましょう。書かれていない数字は、他の相談所と比べる材料にしないのが安全です。
- 分母(退会者か、在籍者か)
- 対象期間(いつからいつまでか)
- 成婚の定義(婚約か、交際の段階か)
法律を守っているかの目安
結婚相談所の契約のうち、期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たります(消費者庁)。この場合、相談所は契約の前に「概要書面」、契約の後に「契約書面」を渡す義務があり、事実と違う説明や、威迫して困らせる勧誘は禁止されています(特定商取引法第42条・第44条)。
もう一つの目安が、第三者による認証です。たとえば「マル適マークCMS」は、経済産業省が作成した「結婚相手紹介サービス業に関するガイドライン」をもとに、第三者機関が審査して発行している認証です(JLCA公式)。認証があれば安心と言い切れるわけではないものの、個人情報の扱いや解約時の精算が法律に沿っているかを外部が確かめている、という一つの材料になります。
無料相談・見学で確かめること
多くの相談所が、入会前の無料相談や見学を受け付けています。気に入った担当者がいても、その場で決めず、次の項目をメモに取ってから比べましょう。
- 入会時・毎月・お見合いごと・成婚時にかかる金額と、1年続けた場合の総額を聞く
- 成婚の定義と、成婚料がかかる条件を書面で受け取る
- 使える連盟と、自分の希望条件(年齢・地域)で見られるおおよその人数を聞く
- 担当者1人あたりの会員数、面談の回数、連絡の手段を聞く
- 入会できる年齢や必要書類(独身証明書・収入証明など)を確かめる
- 休会・退会・中途解約の手続きと、返金の計算方法を確かめる
- 概要書面をもらい、持ち帰って読む
年齢の条件は相談所によって違います。たとえばIBJメンバーズは、公式サイトの料金ページで男性25〜49歳・女性20〜39歳という入会の目安を示しています(2026年10月時点)。年代に合う相談所を探す時は、最初に入会条件を確かめると無駄がないです。マッチングアプリとどちらが合うか迷う時は結婚相談所とマッチングアプリの違いも参考にしましょう。
マッチングアプリは18歳未満の方は利用できません(出会い系サイト規制法)。
「今日だけのキャンペーン」「この場で決めないと損」などと言われ、その場で契約を急かされた時は、いったん持ち帰りましょう。契約してしまっても、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。また、婚活で知り合った相手から投資やお金の話が出た時は、詐欺を疑いましょう。警察庁によると、2025年のSNS型ロマンス詐欺の被害者の75.6%が40〜60代でした(警察庁, 2026)。困った時は「188」(消費者ホットライン)か「#9110」(警察相談専用電話)に相談しましょう。
最終確認日:2026年10月1日