結婚相談所とマッチングアプリの違い|費用・出会いの数・本人確認・サポートを表で比べて、使い分けを考える
結婚を考えて出会いを探す時、まず迷うのが「結婚相談所にするか、マッチングアプリにするか」です。どちらが優れているというより、お金のかかり方、相手の確かめ方、相談できる人がいるかどうかが大きく違います。この記事では、公的な資料と各社の公式情報をもとに、両者の違いを表で整理し、どんな人にどちらが合いやすいかを考えます。
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- 費用・出会いの数・本人確認・サポートの違い(比較表)
- 契約のルール(クーリング・オフや自動更新)の違い
- 結婚相談所が合いやすい人、マッチングアプリが合いやすい人
- 両方を使う時の考え方と、安全の注意
いちばんの違いは「間に人が入るかどうか」
マッチングアプリは、自分で相手を探し、メッセージを送り、会う約束まで自分で進めます。結婚相談所は、担当者(カウンセラーや仲人)が間に入り、お見合いの日程調整や返事の取り次ぎ、交際中の相談まで手伝います。たとえるなら、アプリは「自分で物件を探して内見を申し込む」方法、相談所は「不動産会社の担当者と一緒に探す」方法に近いです。手間を自分で引き受ける代わりに費用を抑えるか、費用を払って伴走してもらうか、という違いです。
比較表:費用・出会い・本人確認・サポート
マッチングアプリは18歳未満の方は利用できません(出会い系サイト規制法)。
| 項目 | 結婚相談所 | マッチングアプリ |
|---|---|---|
| 費用の目安 | 入会時 約6.6万〜25万円、月会費 約1.6万〜2.1万円、成婚料 0〜22万円 | 男性1か月 3,800〜4,900円前後。長期プランは月あたり1,600〜2,300円前後 |
| 女性の料金 | 表の下に挙げた5社は、男女共通の料金表 | 基本機能は無料のアプリが多い(男女同額のアプリもある) |
| 相手の探し方 | 連盟のデータベースから検索・紹介、お見合い | アプリ内で検索し、「いいね」とメッセージ |
| 本人確認 | 独身証明書・収入証明などの提出を求める相談所が多い | 年齢確認は法律で義務。独身証明・収入証明は任意のアプリが多い |
| サポート | 担当者が交際の進め方まで相談にのる | 基本は自分で進める(安全のための監視や通報窓口はある) |
(費用は2026年10月時点・税込・各社公式サイトの表示をもとにした幅。結婚相談所はIBJメンバーズ・オーネット・ツヴァイ・naco-do・パートナーエージェントの一部プラン、マッチングアプリはペアーズ・タップル・Omiai・マリッシュの男性料金。アプリはブラウザ払いとアプリ内課金で値段が違います)
結婚相談所の料金の内訳は結婚相談所の費用と契約、アプリの料金の比べ方はマッチングアプリの料金の比べ方で詳しく解説しています。
1年で比べると、費用の差は10倍以上になることもある
公式サイトの料金で、1年使った場合の総額を計算すると、差の大きさが分かります(当サイトの計算)。
- ペアーズ(男性・12か月プラン・ブラウザ払い):20,100円
- ツヴァイ(紹介プラン、成婚料0円):入会時118,800円+月会費15,950円×12か月=310,200円
- IBJメンバーズ(1年で成婚した場合):入会時252,450円+月会費17,050円×12か月+成婚料220,000円=677,050円
結婚相談所の費用には、担当者の相談の時間や、独身証明書などの書類の確認の手間が含まれています。金額の差は「何にお金を払うのか」の差でもあるので、自分に必要なサポートの量で考えましょう。
出会いの数の違い:人数の上限があるかどうか
結婚相談所は、紹介や申し込みの人数がプランごとに決まっている例が多いです。たとえばオーネットのスタンダードプランは「お手軽お見合い」が毎月2名、オーネットの会員検索が毎月5名、IBJの会員検索が毎月20名などと表示しています。パートナーエージェントのコンシェルジュコースは、担当者からの紹介が月6名、検索からの申し込みが月24名です(2026年10月時点・公式サイトの表示)。
マッチングアプリは、条件で検索して、より多くの人を一度に見られるのが特徴です。ただ、たくさんの人とやり取りを並行すると、一人ひとりを見極める時間が足りなくなりがちです。相談所の人数の上限は「少ない」と見ることもできますが、毎月決まった人数と丁寧に会う設計とも言えます。自分が同時に何人までなら誠実に向き合えるかで考えましょう。
本人確認の違い:年齢か、独身・収入までか
マッチングアプリは、出会い系サイト規制法で、運営会社が利用者の年齢を確かめることが義務になっています。運転免許証などの公的書類による確認が一般的で、ペアーズやタップルはマイナンバーカードによる確認にも対応しています。ただし、独身かどうかや年収は自己申告が中心で、証明書の提出は任意のアプリが多いです。
結婚相談所は、入会時に独身証明書(本籍地の役所で発行される、結婚していないことの証明)などの提出を求めるのが一般的です。IBJは公式サイトで、加盟相談所では独身証明・収入証明が必須と説明しています(IBJ公式)。「相手が本当に独身か」を自分で確かめる手間を、仕組みで省けるのが相談所の特徴です。
契約のルールの違い:クーリング・オフと自動更新
結婚相談所の契約のうち、期間が2か月を超え、金額が5万円を超えるものは、特定商取引法の「特定継続的役務提供」に当たります。書面を受け取ってから8日以内のクーリング・オフや、決められた上限の範囲での中途解約ができます(消費者庁)。
マッチングアプリは月額の自動更新が中心で、解約の手続きをしない限り料金が引き落とされ続けます。アプリを消しただけでは解約にならない点に注意しましょう。長期プランが特定商取引法の対象になるかは個別の判断になり、当サイトでは確かめられていないです。
数字で見る:どこで出会って結婚しているか
こども家庭庁の調査では、直近5年間に結婚した人(15〜39歳)の出会いのきっかけは、マッチングアプリが25.1%で最も多い結果でした(こども家庭庁, 2024)。一方、リクルートの「婚活実態調査2024」では、2023年に結婚した人のうち、ネット系婚活サービスを通じて結婚した人は11.4%、結婚相談所は2.4%、婚活パーティー・イベントは1.5%でした(リクルート, 2024。民間の調査)。
利用者の数が違うので、この割合だけで「どちらが結婚しやすいか」は判断できないです。調べた年齢層も調査ごとに違います。自分の年代や状況に合うかで選びましょう。
それぞれが合いやすい人
結婚相談所が合いやすい人
- 1年以内など、結婚までの期間をある程度決めて活動したい
- 相手が独身かどうかを、書類で確かめたい
- メッセージのやり取りやデートの誘い方に自信がなく、相談相手がほしい
- 仕事が忙しく、日程調整や断りの連絡を任せたい
- 再婚や年齢差など、事情を最初から分かってもらったうえで会いたい
マッチングアプリが合いやすい人
- 費用を抑えて、まず試してみたい
- 自分のペースで相手を探し、メッセージで人柄を確かめたい
- 結婚だけでなく、まずは恋人探しから始めたい
- すき間時間に少しずつ活動したい
両方の中間として、担当者に相談できる婚活サイト・アプリもあります。たとえばブライダルネットは、公式の比較表で本人確認と独身の誓約を行うと案内しています(2026年10月時点)。「まずアプリで3か月試し、うまく進まなければ相談所の無料相談を受ける」など、期間を区切って切り替える方法もあります。
警察庁の確定値では、2025年のSNS型ロマンス詐欺で、最初に接点を持ったツールはマッチングアプリが32.7%で最も多く、被害者の75.6%が40〜60代でした(警察庁, 2026)。知り合ってすぐLINEなど別のアプリに誘われたり、会ったことのない相手から投資やお金の話が出たりしたら、詐欺を疑いましょう。結婚相談所で知り合った相手でも、お金の貸し借りの話には応じないことが大切です。困った時は「#9110」(警察相談専用電話)か「188」(消費者ホットライン)に相談しましょう。
最終確認日:2026年10月1日
参考にした資料
- 消費者庁「特定商取引法ガイド:特定継続的役務提供」
- e-Gov法令検索「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」
- こども家庭庁「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」(令和6年度)
- リクルート「婚活実態調査2024」
- IBJ公式「結婚相談所を探す」
- IBJメンバーズ公式「料金・費用」
- ツヴァイ公式「料金」
- ペアーズ公式「料金」
- タップル公式「料金」
- Omiai公式「料金」
- オーネット公式「料金・プラン」
- パートナーエージェント公式「コースと料金」
- マリッシュ公式「料金プラン」
- ブライダルネット公式「料金」
- 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」